愛犬、愛猫は可愛いですよね。私も実家でダックスフントを買っているのですが、人懐こいせいか、帰ってくると尻尾を勢いよく振ってこちらに飛びついてきます。
改めて言いますが、可愛いですよね。
しかし、ペット(犬、猫など)と一緒に暮らすのは良いことばかりではなく、大変なこともありますよね。しつけだったり、おトイレの処理だったりいろいろありますが、今回は、
「ペットのタオルやマット、衣類の洗濯」についてお話していこうと思います。
具体的には「ペットの汚れはなぜ落ちないのか?」「洗濯を始める準備編」「アフターケア」といった観点でご紹介していきます。
目次
実際ペットの汚れというのは大まかに3つに分けられます。そして、人間用の洗剤ですと、なかなか落とすことが難しいです。
以下、3つの大きな汚れについてみていきます。
ニオイも汚れの一つとして表現しますね。このニオイの原因はペットの皮脂に菌が繁殖することで発生するとされています。これは人の皮脂とは違って、油分ではなく違う成分のため、一般の洗剤では落とすのが難しいのです。
よく、洗濯の際に、毛がたくさんついているケースよくありますよね。これらは洗濯機の目詰まりの原因になったり、特に毛布にありがちですが、静電気を発生しやすく、帯電しているとアレルゲンも吸着してしまうため皮膚トラブルの原因になったりします。
よくわんちゃんのご飯の器を、食後洗おうとすると、ぬるぬるしていています。これは、人とはちがう唾液の仕組みがあり、「バイオフィルム」という膜のため、これらはなかなか普通の食器洗い洗剤では落としにくいのです。
メリットデメリットがありますが、デメリットとして、人の唾液と比べてアルカリ性が強いため、最近が繁殖しやすいです。そのため、食器やおもちゃ、毛布などを遊び道具にして噛んだりすると菌がペット用品についてしまうのです。
これらのニオイ、汚れ対策をしていかなければ、ペットそのもののニオイ、抜け毛、病気など恐れがあるので、お気に入りのマットや毛布などはしっかりお手入れしていきたいものです。
さて実際にペットまわりの用品(タオル、マットなど)をお洗濯するにあたり、確認すべきことがあります。それぞれ必ず洗濯表示がついているため、
まずは洗濯表示をチェックします。
※補足ですが、平成28年12月1日に洗濯表示が改訂されました。3年以上前の製品であれば、昔の洗濯タグにあたります
若干マークが変わっているためぱっと見わからない時があります。
とまあ、最初見ておけば次からは大丈夫なのでしっかり確認が必要です。
洗濯マークとはいえ、世界共通なので覚えていて損はないのですが、
いかんせん全部覚えるのは一苦労です。
なので、オススメとしては、「洗濯タグ」というアプリで
すぐに洗濯表示のマークが何なのかわかるため、困ったときは役立ちます。
ぜひお手持ちのスマホに入れておくことをオススメします。
ほとんどのペット用品についてる洗濯表示は、洗濯機マークや手洗いマークがついているかと思いますが、中には洗濯不可のものもあったりするため、チェックが必要です。
よく毛が抜け落ちる種類のペットの場合、洗濯機のゴミ取りフィルターや排水管が詰まってトラブルの原因になるため、洗濯する前に、外ではたいたり、掃除機や粘着テープなどである程度取っておくとよいです。
通常洗濯でも同様ですが、詰め込み過ぎると、本来の洗浄効果が得られず、汚れを落とすことができません。だいたい8割以下に抑えましょう。
先ほどもお伝えしましたが、ペットの皮脂は人とは別の成分皮脂汚れとなるため、人の衣類を洗う洗剤では落としきれない場合が多いです。
洗濯後は必ずごみ取りネットやフィルターをチェックし、汚れがたまっていれば取り除くようにしましょう。乾燥機能を使用した場合は❝かならず乾燥フィルターをチェック”しましょう。たっぷり残っている場合が多いです。これらをおろそかにすると、洗濯機の故障につながります。
洗濯が済んだらもう大丈夫、というわけではなく、冬場や夏の蒸し暑い時期など、乾きにくい状況下で洗濯物を置いておくと、菌が繁殖しやすい環境となります。扇風機やサーキュレーターの風を当てて、効率よく乾かすことが大切です。
上記が基本的にペット衣類やシーツの洗い方ですが、中には、おしっこやウンチが付いてしまった、なかなか洗濯をしなかったので汚れが目立っている場合は、洗濯機洗いでは、限界があります。
その場合は、「手洗い」を推奨します。
手洗いというと、面倒なイメージがありますが、洗濯機洗いと比較すると汚れが非常に良く落とすことができます。ですので、ちょっとニオイが気になる、汚れがついてしまった場合は、迷わず手洗いしましょう。
それでは以下が汚れがひどい場合の手洗いの手順です。
ここは先ほどの洗濯機洗いと同様に、洗濯タグのチェックと、事前に毛を取り除くのは同様です。また、目立つ汚れは洗濯前にティッシュなどで取り除くのが効果的です。
重要なのは、水温です。洗濯表示に従いますが、特に記載がなければ40℃くらいがベストです。水に比べて洗浄効果が高くなるためです。洗剤を適量を入れてしっかりぬるま湯に溶かします。
ポイントはしっかり洗濯物を洗剤液につけることが大事です。浸け置きをすることによって、洗濯物についた汚れを外へ出す効果があるためです。浸け置き時間は、汚れの度合いにもよりますが、1時間~半日おいておきます。
洗剤液につかっている状態で、全体をもみ洗いし、さらに汚れを外へ出していきます。部分的に汚れがひどい箇所があれば、その部分を入念にもみ洗い、擦り洗いしていきます。
もみ洗いが終わった後、洗濯機へ移します。通常洗濯する場合は、いつもの衣類を洗う洗剤を使用しても構いません。この理由は、手洗いの段階で汚れをほとんど落としているためです。ポイントは「すすぎ回数」を1回多くした方がよいです。
こちらは先ほど同様に、毛がどうしても出てくる場合があるため、しっかり洗濯後に取り除きます。
しっかり手洗いは行ったとしても、すべての菌を落とせるとは限りません。洗濯物を乾かす時間が長ければ長いほど、菌は繁殖するため、先ほどと同様に風を当てて早めに乾かすとよいです。
最後に、キレイな状態で保つことによって、ペットも病気や肌トラブルに悩むことなく過ごすことができます。ペットも家族の一員ですから、毎日を気持ちよく過ごしてもらいたい、というのは飼い主共通で思うことです。
ですので、普段できる対策として、以下がオススメです。
ノンアルコール、無香料のタイプがおすすめです。ペットが口にしても大丈夫なものを使いましょう。
日中ふとんを外に干すと、気持ちよく夜使えるのは、ペットも同様で、メリットが多いです。
→シーツなどは普段使用しているとどんどん湿気を吸い込んでいきます。干すことによって、湿気が飛んでフワフワになって肌触りが良くなります。
→雑菌は繁殖することによってイヤなニオイを発生させますが、天日干しをすることによって抑えることが可能です。また、紫外線にさらされるため、殺菌効果もあります。
→ペットシートにも発生しやすいのは、雑菌だけではなく、ダニもあります。ダニが繁殖すると皮膚病の原因につながります。しかし、天日干しすることによって湿気が取れ、繁殖しにくい環境を整えることができます。
どれも手軽にできることなので、ひと手間加えることで、ペットも家族も過ごしやすくなるため、ぜひ取り入れてみてくださいね。