「泥汚れ洗濯」聞くだけで気分が悪くなる人も多いかと思います。それもそのはず、通常の洗濯よりもはるかに手間と時間がかかり、労力に反比例して汚れが落ちにくいのが「泥汚れ」です。
泥汚れ洗濯ってどんなイメージありますか?
一昔前は、洗濯板に洗濯石鹸をゴリゴリ生地を引っ張りながら洗っていたことがありましたが、現在は洗濯前につけ置きで、ゴシゴシもみ洗いが定番ではないでしょうか。
とはいえ、なかなか説明書どおりにつけおき洗いやってるんですが中々うまく落ちない、なんてことないでしょうか。今回、なかなか落ちない汚れを徹底的に落とすための7つの方法を紹介します。
目次
よく洗濯後、「あれ、汚れていたところどこだっけ?」という経験ないでしょうか。しっかり汚れが落ちていれば問題ないのですが、汚れが残ったままそのままにしてしまうと、後々シミや黄ばみ、ニオイの原因になってしまいます。
特に、泥汚れの場合は蓄積汚れになってしまうため、落とし忘れがあるとより落としづらい汚れになってしまいます。
普段、お子さんやプレイしている人によって異なりますが、だいたい汚れやすい場所は決まってくるものです。そのため、事前にその部分を把握したり、特に汚れがひどい場所などはあらかじめチェックしておく必要があります。
私の場合、手持ちのiphoneで汚れの場所を撮っておきますが、ものの10秒くらいで出来るので、一度やっておくとより意識して落とし忘れ防止になります。
指先
指の付け根
かかと
膝
お尻
モモ
胸、おなか回り
ワキ
だいたい上記の項目は洗濯後もチェックするとよいです。基本的には地面と接触しやすい場所や、踏ん張りをかける場所などは汚れやすいです。また、靴下の指先や、ワキなどは、汗や皮脂汚れもミックスされた汚れが多い場所なので、つけおき後は要注意です。
早く汚れを落としたいと思って、すぐに泥で汚れたユニフォームや靴下を洗剤液の中に入れるのはNGです。というのも、泥汚れは、細かい砂状の粒子の汚れ、表面上にくっついた汚れがあるため、いきなり洗ってしまうと、洗浄効果を弱めてしまったり、衣類の中に砂や砂利が残ってしまう場合があります。
そのため、まずは外へ出て、バンバンと衣類をたたいて表面についている砂や泥を落とせるだけ落としましょう。マンションなどで外やベランダに出て叩けない環境の場合は、事前に使い終わったユニフォームは叩いて砂や土を落とすように伝えておくだけでも違ってきます。
有効なのは、スーツなんかをブラッシングするような洋服ブラシで、縫い目に沿ってブラシすることで、効率よく砂や汚れを取ることができます。100円ショップとかでも置いてありますね。
また、水圧を利用して汚れを事前に落とす、という強者もいらっしゃいますが、かなりの水圧が必要です。(ケルヒャーみたいな感じです)
私もケルヒャーで泥汚れを落とす実験やってみましたが、かなり汚れを落とすことができました。ただ、生地が若干劣化しそうな雰囲気はあります。トライはご自身の判断にてお願いします。
なんにせよ、事前に汚れを落としておくと、後のつけ置き洗濯がかなり楽になります。
さて、洗濯の中で一番重要な工程はなんでしょうか?そもそも洗濯機の工程では「洗濯」「すすぎ」「脱水」がありますね。多くの方が「洗濯」に注目しがちですよね。
ただ、これは誤りで、「洗濯」の工程で汚れが落ちているわけではないのです。特に泥汚れの場合はです。
洗濯機の工程を詳しく見ると、「洗濯」→「脱水」→「すすぎ」→「脱水」→「すすぎ」→「脱水」となります。
泥汚れ洗濯での予洗い(つけ置き洗い)の後、「洗濯」によって汚れや泥が浮き出てきます。そして「脱水」によって繊維・生地から汚れや泥が徐々に剥がれていきます。そして「すすぎ」でその汚れや泥が落ちていく、というイメージです。
なので、「すすぎ」という工程は最終関門でかなり重要となります。
よくドラム式にありがちですが、「節水型」ですすぎ1回で汚れが落ちます!という謳い文句を聞きますが、実際私たちプロからすると、「それじゃあ汚れは落ちない」です。特に泥汚れといった頑固な汚れは足りないくらいです。
下手したらすすぎ1回だと、洗剤残りや、汚れが残ってしまうという懸念点の方が多く、柔軟剤を使用している場合はその汚れの上からコーティングするため余計に汚れは落ちにくくなります。
すすぎに関連して、今「オゾン水」で洗濯をすると、除菌・消臭効果があり、かなり汚れ落ちにも効果的としてクリーニング、一部のユーザーで話題となっています。つまり「水質」も変えるだけでかなり汚れ落ち、防臭、除菌効果が期待できるということですね。ただ、なかなか家庭の中でこれを真似るのは難しく、費用もかかります。
そのため、手っ取り早くできることついて、「水量を増やす」ことです。
そもそも洗濯機のすすぎの水量は少ないので、節水できるには越したことないですが、しっかり汚れを落とすのであれば、もっと水量が必要です。そのため洗濯機の設定で水量を高く設定したり、ドラム式の場合「注水」ボタンを押すことで、しっかり水の中で汚れが落ちていきます。※注水とは、すすぎをしている間でも続けて水を注ぐ機能です。
よく、つけ置きや洗濯時に熱湯を用いると汚れ落ちが良くなる、と書かれている製品もありますが、基本的に洗浄効果はある一定の温度以上になったとしても変わりません。
逆に熱湯ですと皮脂汚れや雑菌の繁殖は抑えられても、生地が色落ちしたり、ポリエステル生地だと縮んだりシワになったりするためオススメしていません。
かといって、水ですと洗浄効果は弱くなってしまいます。そのため、だいたい40度くらいのちょっとあったかい温度で十分洗浄効果が見込めます。
皮脂汚れはこのぬるま湯でつけ置きする段階で落ちていきます。泥汚れに関しては、つけ置きの段階では全部の汚れは落ちてはいきませんが、ぬるま湯のおかげでより高い洗浄力で泥汚れを徐々に浮かすことができます。
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よく、つけ置きした際、洗剤液が真っ黒になることありませんか?これは汚れがとっても落ちてるんじゃないか、と思いますよね。その通り、汚れが洗剤液にたっぷり出ている状態です。
だいたいひどい泥汚れや油汚れが衣類につくと、つけ置きした段階で全体的に真っ黒(茶色)になります。
しかし注意点があります。洗剤液が真っ黒の状態は、それ以上汚れが衣類から外へ出て行かない状態かもしれないのです。衣類についた汚れは、つけ置きすることで徐々に浮き上がって外へ溶け出ていくのですが、洗剤液が汚れすぎていると汚れが動かない状態になります。
その状態でつけ置きしようとしても、汚れが出て行かないのにそのまま置いておくことになるため、逆に衣類に汚れが戻ってしまう可能性があります。これを逆汚染と呼びます。
逆汚染してしまうと、衣類の汚れを落としたいのに、逆に汚れてしまう状態になります。また、つけ置きで衣類が水面から飛び出ていると、飛び出たところの生地と、使っているところの生地で色ムラができたり、黒ずみができてしまうので注意が必要です。
対策としては、つけおき前に洗剤液が真っ黒になってしまった場合は、汚れた洗剤液は捨て、新しい洗剤液と交換した方が良いです。その場合、衣類への逆汚染の心配もなく、残った汚れを効果的に洗剤液へ出すことが可能です。
洗剤液に衣類を入れて、衣類に洗剤液を十分に行き渡らせるために揉み込んだあと、「洗剤液の色がどうなっているか?」着目する必要があります。
部分的に泥汚れやシミがついている場合は、事前に少量の洗剤を水滴で溶かしたものを塗りこんでおくと、より洗浄効果が高くなります。
ただし、つけおき後、その部分をしっかり「すすぐ」必要があります。すすぎを適当に済ませてしまうと、洗剤カスや汚れが残ってしまったり、蓄積汚れになってしまう場合があるため、しっかりとすすぎは行いましょう。洗濯で汚れを落とす工程は「すすぎ」です!
補足になりますが、すすぎの回数は泥汚れの場合、通常よりも1回多めに行うとよいです。
つけおきは一定時間衣類を洗剤液につけて置く方法のため、なるべく衣類が洗剤液に浸かっている状態にする必要があります。ただ、どうしても浮力で浮いてくるため、水面から浮き出た部分に外に出た汚れがついたり、その部分の汚れが落ちなかったりする場合があります。
そのため重しのようなものを衣類の上に置くことで、しっかりつけ置くことができます。私の場合は、500mlのペットボトルに水を入れたものを、つけ置きの際に載せています。つけ置きする場所にもよりますが、大きい桶などでつけおきする場合は、より大きい重しをのせるとよいです。
完璧に衣類を洗剤液に沈めたい場合は、ザルを用意して、そのざるの中に水入りペットボトルをいれて浸けおきすると完璧に洗剤液に浸けおくことが可能です。
1セットあると毎回使えるのと、水洗いですぐに洗剤のヌルヌルも落ちるのでつけおきの際はぜひ試してみてください。
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