野球の練習で泥だらけになるだけでなく、雨の日や、子供が水たまりで泥はねしてしまった泥汚れは、なかなか洗濯機だけでは汚れを落とすことは難しいですよね。
さらに、落ちないからと言ってそのままにしておくと、シミになったり、どんなにゴシゴシ洗っても落とせなくなって、しまいには衣類を捨ててしまう、といった経験のある方は多いかと思います。
今回、この「泥汚れ」を落とす方法についてお伝えするにあたり、洗濯の前の「予洗い」(下洗い)が大事になってきます。実際に泥まみれのくつしたユニフォームを例に挙げて、泥汚れの落とし方を紹介します。
目次
衣類についてしまった泥汚れは、水で流しても、石けんや洗剤を入れた洗濯機で洗っても落ちません。
実は、泥汚れ自体が❝特殊”な汚れであるためです。汚れには、「水で洗い流せる水溶性の汚れ」「油で洗い流せる油溶性の汚れ」「水でも油でも洗い流せない不溶性の汚れ」があります。
※墨汁やインクなどの染色系の汚れがありますが、大まかに上記3つの汚れに分類できます。
コーヒーや食べこぼし、ファンデーション、口紅のよごれなどは、水か油に溶けるため、通常洗剤や、クレンジングオイルなど使うことによって汚れをキレイに落とすことができます。
しかし、泥汚れは、不溶性の汚れのため、繊維の奥に入り込んだ汚れを、洗剤で落とす(溶かし落とす)のではなく、洗剤の力を借りて汚れをかき出して、キレイにしていかなければいけません。
【必須】
・「泥スッキリ」などの粉末洗剤
・衣類がすっぽり入るバケツ
【あれば必要なもの】
・体を洗うようなネット
よく、泥汚れには「固形せっけん」や「歯ブラシ」を使った洗い方をされている方もいらっしゃいますが、石けんを使うということは、ゴシゴシ洗いをする前提になってくるため、数回続けていると繊維が傷みやすくなり、逆に汚れが落ちにくくなってきます。
水にも油溶けにくい泥汚れを落とすには、「汚れを洗剤の力で浮かせ」、「汚れをかき出す」方法が最適といえます。ここで紹介する方法は普段使いの粉末洗剤でも効果的ですが、泥落とし専用の洗剤も使うことによって、より楽に落とすことが可能です。
泥をかき出すのには、そんなに力を入れる必要はなく、お風呂で体を洗うネットのようなものでこすり洗いするとちょうどいいです。
今回は上記の野球部の靴下を例に挙げていきます。基本的には、泥汚れの落とし方は「前洗い」が大事です。ポイントは「洗剤の力で繊維の奥の汚れを浮かせる」と「浮かんできた汚れをかき出す」の二つです。
【手順その1】靴下についた砂や泥汚れをはたいて落とす
ポンポンとたたくとより汚れが落ちやすくなります。砂や土が入り込んでいると、汚れが落ちにくくなるため、乾いている状態で表面の汚れを落とせるだけ落とします。
【手順その2】40℃くらいのぬるま湯に粉末洗剤を溶かす
水で洗剤液を作ると洗浄効果が弱くなってしまうため、40℃くらいが一番効果を引き出すことができます。※逆に熱湯(50度以上ですと、生地を傷めてしまう場合があります)
【手順その3】洗剤液に靴下入れ、洗剤液を浸透させます。
汚れがひどい部分は重点的に洗剤液を染み込ませて、もみ込んでおくとより効果的です。
【手順その4】しっかり洗剤液に浸かるように浸け置きします。
2,3時間、汚れが酷い場合は半日浸け置きしても問題ありません。
【手順その4.5】洗剤液が真っ黒の場合は洗剤液を交換する
つけ置きの段階で、洗剤液が真っ黒になる場合は、洗剤液を交換し、再度上記手順を繰り返します。真っ黒の状態でつけ置きを続けると、生地に汚れが戻る場合があります(逆汚染)。そのため、新たに洗剤液を作る方が、汚れが外に出てきます。
【手順その5】汚れがひどい部分はこすり洗い、もみ洗いをする
浸け置き後、汚れが酷い部分をもみ洗い、つまみ洗いします。
【手順その6】汚れがある程度落ち、洗剤液が濃すぎない状態であれば、洗濯機で通常洗濯
ポイントは、すすぎ回数をいつもより1回多めに設定するとしっかり洗剤や汚れを落としてくれます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メディアで話題!泥汚れ専用洗剤を半額で購入する方法はこちら ←
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私もそうですが、小さい子供がいるご家庭は、泥汚れは日常茶飯事のことと思います。そして泥汚れ洗濯を、石けんや通常洗濯で洗っている場合、かなり時間と労力がかかっているはずです。
しかし、専用の洗剤を使うことで、しっかり泥汚れを落とすことができ、なおかつ、低コストで、時間短縮、労力軽減されるため、肉体的にも精神的にも解放されるので、是非試して実感していただけたらと思います。。
|【泥スッキリ303】(泥スッキリ本舗)
今回使用した洗剤も泥スッキリ303ですが、主に黒土(河川敷や甲子園球場のような黒い土)の泥汚れに効果的です。
1箱1.5kgで2500円、ちょっと高いな…と思われる方もいらっしゃいますが、実は靴下や部分的な泥汚れであれば数gでも泥スッキリ洗剤であれば、十分洗浄力があります。
先ほどお伝えした、「洗浄液が真っ黒になるケース」では、再度作る際の洗剤量は、既定の半分の量でも十分汚れ落ちを得られるため、結果、低コストで泥汚れを落とすことができるわけです。
泥汚れは、泥以外にも皮脂や、ホコリなどの汚れが踏んでいる場合があり、時間が経てばたつほど、より落ちにくいガンコ汚れやシミに代わっていきます。逆を言えば、汚れは見つけ次第、その日のうちに落としておけば、スグに落とせる場合が多いです。
そのため、少量の洗剤量でも、十分に汚れを落とすことが可能です。たまたま見つけた汚れを落とすのって、結構めんどくさく感じますが、パパっと処理しておくことによって、衣類を長持ちさせたり、キレイな状態を保つことができます。
・泥汚れは、浸け置き洗いが効果的
・浸け置きで洗剤液が真っ黒になる場合は再度浸け置き洗いをする
・汚れを見つけたら早めに処理すること
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メディアで話題!泥汚れ専用洗剤を半額で購入する方法はこちら ←
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー