洗濯で一番大変なことって何でしょうか?
弊社で汚れ落ちに関するアンケートをとったところ、
第一位が、「汚れ落ち」になります。
汚れが落ちないせいで、あの手この手で汚れを落とそうと四苦八苦します。
いろんな洗剤を使ったり、いろんな洗い方を試したりと…
ただただ時間だけが過ぎていく、そんな経験ないでしょうか。
単純な油汚れや、食べこぼしの汚れなら良いのですが、
ペンキみたいに黒く汚れたもの、茶色や黄ばんだ色がまざったもの、
などなど、仕事現場によっても汚れは様々です。
今回、汚れ、シーン別に汚れの種類と、落とし方を紹介していきます。
目次
よく外仕事、現場仕事では機材を運んだり、土がついた袋など運ぶ機会があります。すると必然的に作業服は汚れてしまいます。
そしてズボンのすそや膝まわりは特に汚れが付きやすく、放っておくと落とすのに大変苦労する汚れになってしまいます。主に、土や泥の汚れになりますが、
通常の洗濯ではなかなか落とせない汚れとなります。
そのため、いつもの洗濯前に、一工夫する必要があります。
それは、事前に泥で汚れた衣類を前洗いすることです。よく、洗濯機の洗濯ネットに入れて洗ってしまえば大丈夫、という方もいらっしゃいますが、泥汚れが残った状態で洗濯機を回すと、故障の原因になるため注意が必要です。
ズボンについた泥汚れをおとすポイント
まず用意するものが以下になります。
●粉末洗剤
●汚れた衣類がはいるバケツ(洗面所のシンクでも構いません)
●40度くらいのお湯
上記は最低限必要なものです。以下、簡単に手順をお伝えします。
【ステップ1】
まず、洗濯前に外で、手ではたくなどして、汚れを落とすこと。
※泥汚れは時間が経つと固まっていくため、なるべく固形の汚れや砂などは落としておくのがポイントです。
【ステップ2】
洗剤液を作ります。ポイントは温度ですが、43度くらいだとよいです。
※冷たい水よりも、温かい方が、洗剤の効果が良く働きます。ただ、熱湯を使われる方もいらっしゃいますが、生地が傷むためオススメしておりません。また温度が高ければ高いほど、汚れが落ちる、というわけではありません。
【ステップ3】
洗剤液に汚れた衣類をしっかりつけ込ませる。また、汚れが酷い部分はもみこんで洗剤液を中まで浸透させること。
※このあと浸け置きする際に、しっかり生地が洗剤液に浸透していないと、洗浄効果が落ちてしまうため注意が必要です。
【ステップ4】
1時間ほどつけておくこと。
※よく半日、1日浸けておいてしまったけど大丈夫でしょうか?とご質問いただきますが、大丈夫です。
【ステップ5】
つけ置き後、汚れている個所をつまみ洗い、もみ洗いします。
※よく汚れが落ちないからと言ってタワシや固いブラシでゴリゴリ落としたくなりますが、生地がボロボロになるのと、腕が痛くなります。
【ステップ6】
ある程度汚れが落としきれていれば、そのまま通常洗濯をする。
※洗剤液の汚れが薄く汚れる程度であれば通常洗濯へ移ります。
【ステップ6で汚れが落ちきれていない場合】
再度洗剤液を作り、ステップ2を繰り返します。徐々に浸け置き後もみ洗いした際の洗剤液が薄くなってきます。
汚れが気になる箇所は、少量の洗剤を直接浸けてもみ洗いするとより効果的です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メディアで話題!作業服汚れ専用洗剤を半額で購入する方法はこちら ←
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これは自動車、工業系の現場で働く方に多い汚れです。機械油は黒っぽい色をしているから、べっとりついてしまったり、時間がたってしまったらもう捨てなければいけないんじゃないか?と思うくらいです。
基本的には、汚れは発見したらすぐに落とす!が鉄則ですが、あきらめるにはまだ早いです。とはいえ、油は油溶性になり、水に溶けません。ですので、通常洗濯ではこれまた落ちにくい汚れです。
目には目を、ではないですが、油溶性の汚れは、油で落すのが効果的です。代表的なものでいえば「ベンジン」が挙げられますが、ここではベンジンの話はしません。理由は、扱いが難しいのと、染料も落としてしまう場合があるためです。
それではどのように落とすのが効果的か?というと、
クレンジングオイルを使用します。
クレンジングオイルはとても有用で、化粧やファンデーションといった油系のものを落とす目的で作られているため、部分的についてしまった油汚れにも効果的です。ベンジンに比べると色落ちの心配もほとんどないです。
機械油を落とす手順
用意するもの
●汚れても良いタオル
●歯ブラシまたは綿棒(汚れの大きさによる)
●クレンジングオイル(100均にあるようなもの)
【ステップ1】
シミが出来てしまっている部分の裏側にタオルを当てます。
【ステップ2】
歯ブラシか綿棒にクレンジングオイルをつけて、シミ部分にトントンとつけていく。
※ポイントはゴシゴシしない事です。シミが広がっていく場合があるためです。
【ステップ3】
汚れが浮き上がってきたら歯ブラシを40度くらいのぬるま湯で濡らし、シミ部分をトントンたたきます。汚れた個所が白っぽくなるまでトントンします。
※白っぽくなるのは、油汚れがクレンジングオイルの効果で乳化したためです。
【ステップ4】
汚れた部分をぬるま湯で少し濡らし、もみもみしてさらに乳化させる。
【ステップ5】
歯ブラシまたは綿棒に通常洗剤をつけ、軽く擦り洗いします。
※擦り洗いをする場合は、強くゴリゴリしないこと。
【ステップ6】
その後、通常洗濯を行います。
油汚れが多すぎて、または広範囲に汚れている場合は、専用洗剤を使用したほうが効果的です。
泥の汚れもあるし、油の汚れもあるけどそんな場合はどうしたらいいの?
というお声も多々あります。これらは先ほどもお伝えしているように、通常洗濯ではなかなか落としきれません。
そのため、正しい手順で洗濯をしなければ、取り返しがつかない汚れになってしまう場合が多いです。それでは見ていきましょう。
泥と油、そしてその他の汚れが混ざったものは、日常よくあります。つまり、なんだかよくわからない汚れの場合もこれにあたると思った方が良いです。
落とし方をざっくりいうと、まず泥の不溶性汚れ、油汚れの油溶性汚れ、草や食べ物などの水溶性の汚れがあるため、それぞれの汚れを順番に落としていきます。
大事なのが順番です。
混合汚れの落とし方の順番
不溶性の汚れ > 油溶性の汚れ > 水溶性の汚れ
ポイントをいうと、不溶性の汚れは、汚れを内側から洗剤の力で外に出して、かき出して汚れを落とします。
油溶性の汚れは、アルコール、ベンジン、先ほどお伝えしたクレンジングオイルを用いて汚れを落としていきます。
水溶性の汚れは中性洗剤を使い、しみ抜き処理をしていきます。
口酸っぱくいいますが汚れを落とす順番が大事です。
イメージでいうと、それぞれ汚れの層になっているため、上から汚れをはがしとっていくとキレイに、そして満足いく結果につながります。
※汚れの種類や、汚れ方は人それぞれで、経年劣化などや生地によっては落ちない場合もあるため、その場合は、クリーニング店などに相談するなどするとよいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メディアで話題!作業服汚れ専用洗剤を半額で購入する方法はこちら ←
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー