上履きや運動靴って、使えば使うほど、味が出てくるのですが、同時に汚れも一緒についてきます。そもそも、靴自体、汚れなければ洗うことはめったにないとは思いますが、
・子供が幼稚園で毎週靴を泥で汚れしてくる
・部活動で靴がどんどん汚れてくる
・雨の日に帰宅したら汚れがついていた
などなど、靴の汚れで悩んだ経験をお持ちの方は多いかと思います。そもそも、「靴って洗えるの?」「正しい洗い方は?」と疑問が出てくるかと思います。今回は、上履き、運動靴、キャンパス地が特に汚れが付きやすい靴になるため、こちらを紹介していきますね。
靴の汚れってどうやって落とせばいいの?洗濯方法は?
最初に、靴には、革靴、合皮、キャンパス地、ブーツなどなど様々あります。そして、今回紹介する洗剤液に浸けたり、擦り洗いなどで「洗っていい靴」「洗っちゃいけない靴」があり、合皮、革靴、ブーツ類が洗っちゃいけない類に当たります。
洗えない靴は、だいたい、専用洗剤、クリーナーなどを使い、布で拭くといった方法となります。
自分の靴は履きなれてるし、年数もたってるから大丈夫でしょ、と思っていても、靴の表面がカピカピになったり、色がゴッソリ抜け落ちてしまったりする場合があります。
さて、今回は、上履きや運動靴、キャンパス地の汚れやすい靴の洗い方をお伝えしますが、思ったより単純なので、もし、ちょっと自分の靴の洗い方が心配、もっと効率よく靴の洗濯方法が知りたい、という方は参考にしていただけたらと思います。
目次
【STEP0】底面、ゴム部分を靴ブラシ等でこすり、表面的な汚れ(砂、土など)を取り除きます。
【STEP1】洗剤液を作ります。バケツや洗面器に40度くらいのぬるま湯を張り、そこに粉末洗剤を溶かします。水量5リットルに対して洗剤5g~10gほどです。
※洗剤量を増やし過ぎても、洗浄効果が高くなるわけではありません。
【STEP2】洗剤液に靴を入れて、しっかり染み込むように靴をもみ込みます。
※汚れている個所を重点的に行います。中敷き、靴紐は外しましょう。
【STEP3】もみ込んだ後、1,2時間ほど浸け置きします。
※浸け置き時のコツは靴が水面に浮いてこないように、水を入れたペットボトルで重しを乗せておくとよいです
【STEP4】ブラシや毛先の柔らかい歯ブラシなどで擦り洗いをします。
※注意点は、ゴシゴシこすぎないことです。
【STEP5】しっかりすすぎます。
※ぬめりや泡立ちがしっかりとれるまで十分な水量ですすぎます。
【STEP6】洗濯ネットに入れて洗濯機で脱水のみを行う。
※だいたい1,2分高速回転での脱水をして水気をきります。
【STEP7】干して乾かす
※つま先を上向きにすると乾きやすくなります
一度靴の洗濯を覚えると、多少汚れていてもほとんど手順は同じなので、定期的に靴を洗う、まとめて洗うという日を設けても良いかと思います。
余談ですが、靴をキレイな状態にしておくことのメリットはたくさんあります。
●毎朝、靴がキレイだと、出だしの一歩が快適になる
●靴がきれいだと、人と話す時に自信を持てる
●人はあなたの靴をみて判断する(指標の一つになる)
●靴への愛着がわくので、常に靴がキレイな状態が保たれる
などなどです。お掃除と同様、キレイな状態はリラックスや自信にもつながりますので、ぜひ取り組んでみてください。
とはいっても毎回、洗面器用意して、40℃のぬるま湯を用意して、手でもんで、浸け置きして、ブラシでこするのは毎回めんどくさい!いっそのこと、洗濯機でも洗えないでしょうか?
基本的には、うわばき、上靴、キャンパス生地のシューズは丈夫に作られているため、洗濯機で洗っても問題ありません。ただ、注意点として、以下を守りましょう。
【靴を洗濯機で洗う前のチェック】
●靴の裏の汚れ、泥、中に入った砂などは、事前に取り除いておくこと。
●厚手でサイズ感の合った洗濯ネット(靴用の洗濯ネット)に入れて洗濯する
上記を守れば、問題なく洗濯機で洗っても問題ありません。ただ、洗濯機の場合、水温が低いのと、浸け置きや擦り洗いがされないため、手洗いよりは汚れ落ちが悪いということです。
洗濯をして洗いあがったら、後は干しておけば大丈夫、と思っていませんか?
カラッと晴れた日に、天日干しをするのは、殺菌効果もあり、早く乾くため、天気の良い日は、外やベランダの日の当たる場所に干しておけば1日で乾きます。
しかし、気温の低い秋冬の場合、また天気が曇り空、雨降りだった場合は、必然的に部屋干しになるケースがあります。
ただ、部屋干しをしていると、1,2日たっても乾いていない!なんてことはよくあります。すくなからず菌が残っているため、2日も水分を含んでいる状態で放置していると、ニオイが残ったり、衛生的にもよくありません。
ということで、部屋干しで靴を早く乾かす方法、便利アイテムを紹介します。
●靴乾燥機
早い話、靴洗濯をする方は、必須アイテム?というくらい便利なものです。なにより一番早く乾くので、雨の日も、湿気の多いジメジメの季節も問題なく乾かせます。
●靴ハンガーを工夫して使う
ダイソーの靴専用ハンガーです。必然的につま先が上になるのですが、これにあることをすると、より早く乾かすことができます。これに後必要なものは、乾いた小さいタオル、扇風機です。
タオルは、靴をかけるところに巻き付け、そこに靴をかけます。そこに、扇風機の「弱」で風を当てるだけです。
タオルは、靴に残っている水分を吸収してくれる効果があります。また、干した靴の周りに風を送ってあげることで空気を循環させ、湿気を外に逃がしてくれるため、早乾きにつながります。
ポイントはなるべく人がいる居間や、エアコンがかかっている部屋などで干してあげるとより効果的です。
とにかくコストを抑えて靴をしっかり乾かしたい方は、オススメの方法です。私自身も子供の運動靴や上靴は上記の方法で乾かしていますが、1日でカラッと乾いています。
靴も洗濯回数が増えれば増えるほど、劣化が進みます。しかし、汚れがついてしまった場合は洗濯をしなければいけませんが、日々、細かなお手入れをしておくことで、汚れにくい靴となり、洗濯する回数を減らせるので、ぜひ意識的に取り入れてみてください。
●靴を脱いだ後は、乾燥させる
特に帰ってきた後の靴は、汗や体温がけっこう湿っています。そのため、そのままにしておくよりも、「風通しのいい場所」「靴の中に新聞紙を丸めたものを入れておく」といったことをしておくと、良い状態を保てます。また、次の日の朝に、しっかり砂ぼこりや、汚れを落としておくとよいです。
●消臭を心がける。
靴は汗や汚れがたまりやすいため、臭いが付いて回ります。そのため、消臭スプレーや、重曹を溶かしたスプレーが効果的です。ただし、スプレーをしたあとは水分が付くため、上記で説明した乾燥方法をしっかり行ってください。
上靴、運動靴、キャンパス生地の洗濯のまとめ
ちょっと面倒、と思われがちな靴の洗濯も、一度覚えてしまえばけっこう簡単に洗濯出来ちゃいます。まずは「手洗い」するか、「洗濯機洗い」するかを決め、上記の「手順通り」に洗濯することが大事です。
洗濯機で洗う場合は、かならず靴専用洗濯ネット(靴サイズに合った洗濯ネット)を用いて洗濯するようにしましょう。
また、運動靴や、ランニングシューズなどは、汚れやすい靴なので毎回毎回洗濯は面倒ではありますが、浸け置き洗いに関しては、実際の洗濯時間は10分もかかりません。
早めの汚れは、落としやすいため、いつも新品のようなシューズで出かけられるので、メンタルにも十分の効果が得られます。ぜひシューズ洗濯、取り入れてみてください。