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レースカーテン、ドレープカーテン洗濯の意外と知らない注意点とは?

なんか部屋のニオイが取れない、なんかウチのカーテン黄ばんできてるような、といったことがあるかもしれません。カーテンってなかなか洗濯する機会がないので、うっかり忘れてしまうとずーっと掃除しないなんてことにもなりかねません。今回は、カーテンを洗濯しないとどうなるか、また洗濯の手順、注意点などを紹介していきます。

カーテンを洗濯しないデメリット

そもそも、カーテンはキレイに見えて、実はかなり汚れやほこりなどが付いています。また、窓際にあることから、湿気もたまりやすく、夏場は湿度70度を超えて、なおかつ気温が2,30度という条件になると「黒カビ」の発生原因にもなります。夏だけでなく、冬場も室内は暖かい状態で、窓側の湿度が高くなってしまう場合も要注意になります。

カーテンに黒カビが生えることによって、ほこりや汚れなんかを栄養素にして繁殖していくため、健康面でもよろしくありません。またカビや汚れのせいでニオイが発生してしまったり、見栄えも悪くなり、いいことは一つもありません。

中にはカーテンを購入してから一度も洗ったことがない、という方もいるので、もし該当する方はこの機にしっかり洗うことをオススメします。

逆に、なぜカーテンをなかなか洗濯しないのか。以下の原因が挙げられます。

●洗えるかどうかわからない

●取り外して洗濯するのがめんどくさい

●しわや型崩れが怖い

●干すスペースがない

といったことが挙げられます。裏を返せば、上記の洗濯しない理由を解消すれば、カーテンは定期的に洗濯して、スッキリした空間を作ることができるということです。それでは具体的に見ていきましょう。

カーテンの洗濯方法

カーテンが洗えるかどうかわからない、という方は多いかと思います。その場合はカーテンについている「洗濯表示」を見てみましょう。桶のマークや手洗いマークがついていれば「洗濯可能」で、桶にバッテン印がついたマークがあれば、「水洗い不可」のため、洗濯できないため、この場合はクリーニングに出すということになります。

え、うちのカーテンは表示とかついてなくて分かりにくいんですが?という場合は、まずカーテンの種類によってどうするか考えるとよいです。だいたい家庭で使用するカーテンの種類は「ドレープカーテン」「レースカーテン」「シェードカーテン」「遮光カーテン」があります。

「ドレープカーテン」とは外側の分厚い生地の方のカーテンです。素材に関してもいろいろありますが、なかには遮光タイプのものもあるのでこれは注意が必要です。のちに説明しますが、遮光やコーティングされたカーテン生地は洗濯に不向きです。

「レースカーテン」は内側の薄い、白色が多いカーテンになります。こちらは主に外の光を取り入れつつ、周りからの視線対策として使用されることが多いですね。こちらもコーティングされている場合は自分で洗濯するのは控えたほうが良いです。

「シェードカーテン」こちらは上下に開いたり閉じたりするカーテンのことで、こちらはドレープカーテン同様に厚手の生地が多いですね。

「遮光カーテン」はその名のとおり、光を遮ってくれるカーテンになります。主に2通りの製法で作られます。①カーテン生地の裏地に加工されている状態(合成樹脂でコーティングなど)②黒い糸を織り交ぜて生地がつくられている状態

その前者の方だと、コーティング剤がはがれかけていたり、べたべたした状態であれば手洗い、洗濯はあきらめたほうが良いです。

おおかた4種類説明しましたが、基本は洗濯表示で「水洗い可能」を確認しておけば間違いないですが、ラベルを毎回見るのがめんどくさい、遮光性が落ちるのが心配な場合は「ウォッシャブルタイプのカーテン」もあるためこちらを選ぶと安心です。

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厚手のカーテンの洗濯方法

厚手のカーテンと薄いレースのカーテンでは洗い方が異なります。そして先ほどもお伝えしましたが、前提で洗濯表示で洗えないカーテンは自宅で洗わないほうが良いのでその場合はクリーニングに出しちゃいましょう。

【前処理】

・ほこりを落とす

・フックは取らずにまとめてヘアゴムで縛る(輪ゴムでもよい)

・汚れが濃いところは部分洗い

※フックを外しましょう、と伝えている情報もありますが、ゴムでまとめるとフックをとったり、つけたりする手間がなくなるため、非常に効率よく洗濯することができます。

※明らかにフックの周りや、差し入れ部分が黒ずんでいたり、汚れがひどい場合は、外してしっかり部分洗いしましょう。

【洗濯機】

1.洗濯ネットに入れる

カーテンを山折り谷折りを繰り返してジグザグにたたみ、”洗濯ネットの大きさに合わせて”たたんで入れます。

2.ドライコース、おしゃれ着コースで洗濯

洗濯機を回しますがちょっと注意点で、洗濯機をスタートする前に、「脱水」は外しておきましょう。後で説明しますが、そのまま脱水させるのはNGです。そしてコースはドライ、おしゃれ着コースに設定し、洗剤は中性洗剤を使用します。

3.脱水

すすぎまで終わったら脱水に入るのですが、この脱水がかなり重要でここでミスするとカーテンがシワができてしまい、取り返しがつかなくなります。ちなみに過去知らずに洗濯したことがありましたが、もうアイロンやってもピーンと伸ばしても修復はできませんでした。

また設定をしていないと、すすぎが終わったタイミングを待っていないといけないため、かなりの確率で見落とします。

脱水は1分以内としていますが、厳密にいうと、高速回転に行くまでに洗濯機によって15秒、30秒、それ以上かかるので、高速回転してから15秒くらいで出します。15秒で大丈夫でしょうか?と思われるかもしれませんが全然問題ありません。

その後、そのままカーテンレールに干して、扇風機や窓をちょこっとだけ開けると風で乾いていきます。厚手のカーテンでも、上記のように風を当てることで1,2時間で乾いてしまいます。そのため雨の日以外にカーテンは洗濯したほうが良いです。

薄手のカーテンの洗濯方法

厚手よりも薄手(レース)のカーテンの方が開閉回数が多いのと、ほこりや空気中の汚れに触れる時間が多い傾向にあるため、厚手のカーテンよりも洗う頻度は高くなります。

とはいえ、年に1回も洗っていない場合は特に以下の洗い方をすることで、部屋がかなりスッキリし、心地よい空間になりますよ。

【前処理】

・洗う前にほこりを落とす

・フックは取らずにまとめてヘアゴムで縛る(輪ゴムでもよい)

※フックを外しましょう、と伝えている情報もありますが、ゴムでまとめるとフックをとったり、つけたりする手間がなくなるため、非常に効率よく洗濯することができます。

1.折り目に沿ってたたみ、ちょうどよいサイズの洗濯ネットに入れていきます。

2予洗い用として洗剤液を作ります。使用する洗剤は粉末洗剤または酸素系漂白剤で、水の温度は30度にします。

3.カーテンに洗剤液がしっかりいきわたるように、軽く上から押します。

4.30分つけおき後、洗剤液をある程度水をきり、その後洗濯機ですすぎを行います。※注意点として、「脱水」はしないように注意します。

5.すすぎが終わったら、脱水を1分(高速回転で15秒くらい)かけます。

6.カーテンレールのフックにかけて軽く風が当たるように窓を少し開けたり、扇風機をかけます。

もしシワがついてしまったら

洗濯でカーテンにシワができてしまった場合ですが、基本的には部分的なシワであれば「霧吹き」でたっぷり濡らしてかるく生地をのばして自然乾燥となります。逆に、脱水を長くやりすぎてかなり全体的にシワが出来てしまったという場合は、いったん水にぬらして軽く水をだして再度つるし干しして水分の重みでシワをのばす、という方法があります。注意点は、床に水滴が落ちるため、タオルなどをひくなどして対応する必要があります。

手っ取り早くシワをのばしたい、という場合はアイロンをかける方法もありますが、素材によってはアイロンNGの場合があります。主に、洗濯表示でアイロンマークにX(バッテン)がついたものだと、アイロンがかけられないのでアイロンは控えましょう。また、オーダーメイドのカーテンも同様に、特殊な加工がされているケースもあるため注意が必要です。

アイロンでカーテン掛けする際は、ポイントとして、少しシワ部分を蒸らして、さらに当て布をして慎重にかけていきます。ドレープカーテンの場合は、110度くらいまでは大丈夫ですが、レースのカーテンはデリケート素材のため、アイロンの強さを弱にして、当て布をあててこちらも慎重にアイロンかけしていきます。

最後に

カーテンを洗濯すると部屋の空気がとても快適になります。1年、2年、またはそれ以上洗濯していない場合はなおさら気持ちもお部屋もスッキリするため、ぜひ定期的にカーテンを洗濯するようにしましょう。

ちょっとめんどくさい、と感じる方もいらっしゃると思いますが、フックをヘアゴムでまとめてから洗濯すると、大幅に時間短縮できるためレースカーテンなどは季節の代わり目に行うことで1年中スッキリ過ごすことができるのでぜひトライしてみてくださいね。

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