もともとはアスリートたちが使用していたコンプレッションウェアですが、今は様々なスポーツ、または作業現場、お仕事などでも取り入れられていますよね。
ちなみにコンプレッションウェアとは、着圧によって血流を良くし、酸素や栄養などを体全体へ巡らせ安くなる効果があります。そのため、体への疲労を軽減し、疲労回復への目的で使用されます。
無駄な動きがなくなるため、効率よく動けるようになりますし、結果としてパフォーマンス向上につながります。またケガ防止として、テーピングの効果も併せ持っているため、機能面ではかなりのパフォーマンスがあります。
昔ほどお値段は安くなってきましたが、高いものだと1万円以上するものザラにあるため、寿命や機能を長持ちさせるためにも洗濯方法は大事になってきます。
誤った洗濯方法をしていると、着圧効果の低下や、寿命を縮めてしまうため、今回はコンプレッションウェアの注意点、洗濯方法、頻度、長持ちさせる方法などを紹介していきます。
目次
先ほど、コンプレッションウェアのメリットをお伝えしましたが、もちろんデメリットはあります。洗濯に関して言えば、ナイロン、ポリウレタン、ポリエステルなどの生地が多いため、おおむね速乾性があります。
しかし、逆にそれらに汗や皮脂汚れが付くと、生地に残りやすいです。そのため、通常洗濯では落とせなかった汗によるたんぱく質や皮脂汚れなどは、どんどん蓄積されていきます。
そのため、乾いた後でも、徐々に着ていくうちにイヤーなニオイがしてくる、ということが起きてきます。
ポリエステル素材はコンプレッションウェアとしての、フィット感や着心地、筋肉の圧迫、見た目、衣類がしわになりにくいなどのメリットを持っています。
ただ半面、吸水性が弱く、汚れが落ちにくいというデメリットがあるため、汗をかいて放っておくと雑菌が増えてよりニオイが発生しやすくなります。
また、そもそもインナーとして使用されることがほとんどなので、肌に直接触れて、ニオイの原因となる皮脂汚れが付きやすくなります。ちなみに蓄積された皮脂汚れはガンコ汚れのため、通常洗濯では取れにくくなります。
また、汗ジミもなかなか落ちにくい汚れのため、年間通して使用されるコンプレッションウェアは、扱いやすい反面、そういったデメリットも併せ持っているということです。
コンプレッションウェアのデメリットを理解したうえで、長持ちさせるためには、適切な方法と、注意点を守っていくことが大切です。
一部のコンプレッションウェアには、デリケートコース、おしゃれ着洗いのみで洗濯可能とありますが、基本的には、粉末タイプの弱アルカリ性洗剤で大丈夫です。※洗濯表示で指定がある場合はそれに準ずること
普通に洗濯機で洗って大丈夫です。ただし、衣類を裏返して洗濯ネットに必ず入れて洗濯するようにしましょう。※注意すべきポイントは、コンプレッションウェアは繊維が細かいため、ネットに入れる際に爪にひっかけたり、ほかの衣類の装飾と干渉しないように注意しましょう。
また通常洗濯でも言えることですが、直接洗剤をコンプレッションウェアに塗る、ふりかけることはしてはいけません。溶け残りの原因になりますし、冬場など水温が低い時期は溶け残りの懸念があるため、心配な場合は、洗剤を事前にお湯で溶かしてから投入するのも良い方法です。
また、よくコンプレッションウェアに柔軟剤の使用はいいか?という質問がありますが、生地をいためたり、吸湿性能が劣化する原因となるため、使用は控えたほうが良いです。生地そのものも、柔らかいため、そこまでシワやゴワゴワする心配はありません。
脱水は、短めが推奨です。洗濯後は、日陰の風通しの良い場所で乾燥させるとよいです。※乾燥機はNGです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
通常洗濯でもなかなか落ちないニオイがあります。もともとあった汚れが蓄積したもの、時間経過が原因によるものなどがありますが、肌に直接触れているウェアなので、皮脂汚れはつきにくいです。
そのため、すでにニオイが心配な場合は、以下の洗濯方法をオススメします。
【1】まず35度~40度くらいのお湯を用意します。
【2】先に弱アルカリ性の粉末洗剤を溶かします。
【3】洗剤液がしっかり溶けたらコンプレッションウェアを入れ、洗剤液を浸透させます
【4】30分ほどつけおきします。
【5】脱水し、陰干しで干します。
そもそも蓄積された汚れは通常洗濯では落ちにくく、つけおきすることによって生地に張り付いた汚れをはがし落としていきます。ただし、あまり水分につけて置くと、コンプレッションウェアの機能性が落ちていくため、つけおき洗いでしっかり洗う場合は月
に1回ペースでも大丈夫です。
コンプレッションウェアはデリケート素材のため、洗濯の頻度が多ければ多いほど、早く劣化していきます。そもそも、コンプレッションウェアの寿命は半年から1年間を目安とされています。ちなみに取り換えの目安は、着圧が緩くなってきたときや、ほつれが目立つようになった場合になります。
さて、洗濯頻度に話は戻りますが、基本的には普通の衣類よりは皮脂汚れや汗が付きやすく、汗臭いニオイが付きやすいウェアになるため、運動後、その日のうちに必ず洗うことをオススメします。
どうしても洗濯するまでに時間がかかってしまう場合は、汗で湿ったままや、洗濯カゴで放置せずに、なるべく風通しが良い場所に干して乾いた状態を保つようにしましょう。
洗濯すれば劣化してしまいますが、ニオイや皮脂汚れが蓄積されると、着ていて気分も良くないですし、結局汚れを落とすのに何回も洗濯を繰り返すことになる(つけおき回数も同様)ため、日々使用したら洗濯するように心がけるようにしましょう。
基本的にはコンプレッションウェアにダメージが少ないようにする必要があり、日々注意したいことを以下にまとめてみました。
●洗濯の際は必ず裏返して洗濯ネットに入れて洗う。
●汚れてすぐの洗濯の場合は「ドライコース」や「弱モード」で洗濯する。
●ひどく汗をかいた場合、時間がたってしまった場合はつけおき洗濯する。
●柔軟剤の使用を控える
高機能がゆえに、特別な洗濯方法が要求されるのがコンプレッションウェアになります。決して安価なものではないため、使用後のお手入れ、洗濯は注意して取り扱うようにしましょう。
スポーツ時だけでなく、現場作業や外仕事でも高強度な動きによる疲労や身体への負荷を軽減してくれます。また、目的に沿ってトップスやボトムス、アーム、レッグタイプなどさまざまあります。
購入前はサイズや着圧感が合わない場合は、運動効率、作業効率を下げてしまう可能性があるため、しっかり選ぶようにしましょう。そして、愛用後は、しっかりお手入れ、洗濯を知っておくことで、長く、キレイな状態で使用することができます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コンプレッションウェアの生乾きのニオイをとるならこの洗剤!詳細はこちら ←
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー